家族を守る AID NOTE 応急処置の知識をわかりやすく
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🩹 応急処置おうきゅうしょち

やけどのただしいやしかた
やってはいけないNGケアとは

やけどは 最初さいしょ10じゅっぷん勝負しょうぶ
ただしいやしかたと、やってはいけないNG行動こうどうっておきましょう。

📅 2026ねん5がつ7にち
読了どくりょう やく4ぷん
👨‍🚒 救急救命士きゅうきゅうきゅうめいし監修かんしゅう
👨‍🚒
現役げんえき救急救命士きゅうきゅうきゅうめいし消防士しょうぼうし
消防署しょうぼうしょ勤務きんむ現場げんばつちかった知識ちしきを、だれでもわかるようにおとどけします。
📑 もくじ
なぜ「最初さいしょ10じゅっぷん」が大切たいせつなのか

やけどはねつ皮膚ひふおくへとどんどんすすんでいきます。表面ひょうめんねつのぞいても、皮膚ひふなかのこったねつ組織そしきこわしつづけるからです。

🔥 すぐやすとわること

いたみがかるくなる
・やけどが ふかすすむのをふせげる
みずぶくれやきずあとのこりにくくなる
感染かんせんのリスクががる

⚠️ 合言葉あいことばは「すぐ・ながく・流水りゅうすいで」

やけどにづいたら1びょうでもはや20〜30ぷん以上いじょう水道水すいどうすい流水りゅうすいやします。これが応急処置おうきゅうしょちのすべての基本きほんです。

💧 ただしいやしかた4ステップ
1
STEP 1
すぐにみずやす
🚿

やけどした場所ばしょ水道すいどう流水りゅうすい にあてます。水圧すいあつつよくせず、いたくない程度ていどのやさしいながれで。蛇口じゃぐちからはなせないところはれタオル+保冷剤ほれいざい代用だいようします。

みず温度おんど15〜20くらい目安めやすつめたすぎる氷水こおりみずはNGです。
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STEP 2
20〜30ぷんしっかりやしつづける

いたみがやわらぐまで最低さいていでも20ぷんやします。どもや高齢者こうれいしゃ低体温ていたいおんになりやすいので、からだがふるえてきたら毛布もうふ体幹たいかんをくるみつつ、患部かんぶだけやしつづけてください。

⚠️ 広範囲こうはんいのやけどでは低体温ていたいおんのリスクがあるので10じゅっぷん程度ていどにとどめ、すぐ119ばん
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STEP 3
ふく無理むりがせない
👕

ふくうえからやけどをした場合ばあいふくたままみずをかける のが正解せいかい無理むりがせると皮膚ひふがいっしょにはがれてしまうおそれがあります。下着したぎやソックスもそのままでOK。

💡 指輪ゆびわ時計とけい・ベルトなどははれるまえはずようにしましょう。
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STEP 4
清潔せいけつなガーゼやラップでおお
🧻

やしたあと、みずぶくれをつぶさないように清潔せいけつなガーゼか食品用しょくひんようラップでやさしくおおいます。感染かんせんふせぎ、いたみもやわらぎます。

💡 ラップはきず口にくっつきにくく、湿潤環境しつじゅんかんきょうたもってくれるので応急処置おうきゅうしょち最適さいてき受診じゅしんするまでの応急おうきゅう処置しょちとしておぼえておきましょう。
🔍 重症度じゅうしょうど見分みわかた

やけどはふかさによって I・II・III の3段階だんかいけられます。見分みわかた対応たいおうおぼえておきましょう。

I 表皮熱傷ひょうひねっしょう軽症けいしょう いえでケア
  • 皮膚ひふあかくなる(けとおなじくらい)
  • ひりひりしたいた
  • みずぶくれはできない
  • 3〜5にちあとのこさずなお
流水りゅうすいやす+清潔せいけつたもだけで大丈夫だいじょうぶいたみが長引ながびくときは受診じゅしんを。
II 真皮熱傷しんぴねっしょう中等症ちゅうとうしょう 受診じゅしん
  • みずぶくれができる
  • つよいたみがある
  • あかみがつよく、ジュクジュクすることも
  • なおるのに2〜3週間しゅうかんかかる
みずぶくれはつぶさず、ラップでおおって受診じゅしんを。あとのこ可能性かのうせいがあるので形成外科けいせいげかがおすすめ。
III 皮下熱傷ひかねっしょう重症じゅうしょう 119ばん
  • 皮膚ひふしろく・くろく・すみのようになっている
  • いたみをかんじない神経しんけいまできずついている)
  • 皮膚ひふがカチカチ・かわいている
  • かならあとのこる・植皮術しょくひじゅつ必要ひつようになることも
すぐ119ばん10ぷん程度ていど冷却れいきゃくにとどめ、低体温ていたいおん注意ちゅうい清潔せいけつぬのおおって救急車きゅうきゅうしゃちます。
🚫 やってはいけないNGケア

むかしから「やけどには〇〇がいい」とわれてきた方法ほうほうおおくは、医学的いがくてきにはぎゃく効果こうかです。ただしい知識ちしき更新こうしんしておきましょう。

🧈
バター・味噌みそ醤油しょうゆ
感染かんせんのリスクが大幅おおはばがります。食品しょくひん傷口きずぐちるのは絶対ぜったいNG。
🧊
こおり直接ちょくせつあてる
つめたすぎて凍傷とうしょうこすことも。氷水こおりみずではなく 水道水すいどうすい流水りゅうすい正解せいかい
🩹
みずぶくれをつぶす
みずぶくれは天然てんねんのバンソウコウ。つぶさずそのまま受診じゅしんを。
🧴
アロエ・消毒液しょうどくえき
刺激しげきになりきず悪化あっかさせます。みずだけで十分じゅうぶんです。
👕
無理むりふくがせる
皮膚ひふがいっしょにはがれて悪化あっかふくうえからみずをかけましょう。
🌬
いききかける・団扇うちわであおぐ
くちなか細菌さいきんがついて感染かんせんのリスク。冷却れいきゃく効果こうかもほぼなし。
🧂
歯磨はみが小麦粉こむぎこ
SNSでひろまる誤情報ごじょうほう傷口きずぐち悪化あっかさせ、感染かんせん原因げんいんになります。
やすのを途中とちゅうでやめる
いたみがまえめるとねつおくすすみます。いたみがおさまるまでつづけて。
🏥 病院びょういんくべきサイン

つぎのいずれかにあてはまるやけどは、いえでのケアでは不十分ふじゅうぶんかなら受診じゅしんしてください。

🏥 すぐ受診じゅしん・119ばんすべき場合ばあい
  • みずぶくれが のひらよりひろ
  • 皮膚ひふしろくなっている/くろこげになっている
  • いたみをかんじない(神経しんけいまでたっしている可能性かのうせい
  • かおくびあし関節部かんせつぶ陰部いんぶのやけど
  • あかちゃん・幼児ようじ高齢者こうれいしゃのやけど
  • 熱湯ねっとう広範囲こうはんいにかぶった
  • 化学薬品かがくやくひん電気でんき火災かさいによるやけど
  • いきうときにくるしい・こえがかすれる(気道熱傷きどうねっしょううたがい)
💡 受診じゅしんするのは 形成外科けいせいげかまたは皮膚科ひふか専門せんもんです。夜間やかん救急外来きゅうきゅうがいらいへ。
🧪 特殊とくしゅなやけどの対応たいおう
A
CASE A
化学薬品かがくやくひんによるやけど

洗剤せんざい漂白剤ひょうはくざい強酸きょうさんきょうアルカリなどがついた場合ばあいは、すぐに大量たいりょうみずで20分以上ぷんいじょうあらながふくみていればふくがせて、製品せいひん容器ようきって受診じゅしん

⚠️ 中和ちゅうわさせようとべつ薬品やくひんをかけるのは絶対ぜったいNG。みずのみであらながす。
B
CASE B
低温ていおんやけど

カイロ・たんぽ・電気毛布でんきもうふなどで長時間ちょうじかんおな場所ばしょあたためられてこります。あかみはかるくても皮膚ひふおくまできずついていることがおおので、かなら形成外科けいせいげか受診じゅしんしてください。

C
CASE C
電気でんきによるやけど

電気でんきがまだながれている場合ばあいは、絶対ぜったい素手すででさわらない。ブレーカーをるか、ぼうなどではなします。皮膚ひふ表面ひょうめんかるえてもからだ内部ないぶだいダメージがある可能性かのうせいかならず119ばん

D
CASE D
気道きどうのやけど

火災かさい蒸気じょうきねつ空気くうきった場合ばあい、のどがれて呼吸困難こきゅうこんなんになることがあります。こえがかすれる、鼻毛はなげげている、すすがいている場合ばあいはすぐ119ばん

🚨 気道熱傷きどうねっしょういのちにかかわります。すこしでもうたがいがあれば救急要請きゅうきゅうようせいを。
💬 よくある質問しつもん
みずぶくれはつぶしたほうがはやくなおるの?
絶対ぜったいにつぶさないでください。みずぶくれのなか液体えきたいきずまも大切たいせつ役割やくわりがあり、つぶすと感染かんせんのリスクが大幅おおはばがります。自然しぜん吸収きゅうしゅうされるのをちましょう。
市販しはんのやけどよう軟膏なんこうってもいい?
Iかるいやけどなら市販しはんのステロイド軟膏なんこうでも大丈夫だいじょうぶ。ただしII以上いじょうみずぶくれあり)は受診じゅしん自己判断じこはんだん軟膏なんこうると、受診じゅしん時に診察しんさつがしにくくなることもあります。
どもがやけどしたとき、大人おとなおな対応たいおうでいい?
基本きほんおなじですが、どもは低体温ていたいおんになりやすいので長時間ちょうじかん冷却れいきゃく注意ちゅうい体幹たいかん毛布もうふでくるみつつ患部かんぶだけやします。からだ10じゅっ%以上いじょうのやけど(どもののひら10じゅう枚分まいぶん程度ていどはすぐ119ばん
たんぽであさあかくなっていました。受診じゅしんすべき?
低温ていおんやけどの可能性かのうせいあり表面ひょうめんかるえても皮膚ひふおくまできずついていることがおおく、あとのこりやすい厄介やっかいなやけどです。形成外科けいせいげか受診じゅしんしててもらいましょう。
ラップでおおうのはどのくらいつづける?
ラップは受診じゅしんするまでの応急処置おうきゅうしょちです。長期間ちょうきかん使用しようはかえってれて感染かんせんのもとに。かるいやけど(I)でも、翌日よくじつになってもいたみがつづくなら受診じゅしんしましょう。